お米を美味しく食べる

炊飯器・炊飯ジャー ― 家庭で美味しいご飯を炊くための強い味方

炊飯器を選ぶポイントは?

多くの家庭でご飯を炊くのに使われている炊飯器。洗ったお米とお水を入れてスイッチを押すだけ! で美味しいご飯を炊き上げてくれる優れものです。炊飯器は各家庭でより美味しいご飯を食べられるよう日々進歩を続けています。単純な炊飯以外の機能も充実している最新の炊飯器事情とその選び方についてご紹介します。

加熱方式の違いで選ぶ

お米をふっくらおいしく炊き上げる炊飯器選びは、お釜の種類や加熱方法がキーポイント。最近の主流であるIH炊飯器は調理機能が充実していて、おかずからデザートまで幅広く活用できる調理家電へと変化しています。

IHタイプ

現在主流となっているタイプの炊飯器です。IH(誘導加熱)の原理を利用して調理を行います。釜全体にまんべんなく熱を伝えることができるためふっくらとしたご飯ができあがります。

IH&圧力タイプ

IHタイプをさらに進化させたタイプです。圧力釜のように釜の中の気圧を高めることでお米の芯まで熱を伝えられ、ハリとツヤのあるご飯を炊くことができます。また短時間での炊飯が可能です。

電気タイプ

従来からあるタイプの炊飯器です。底面に置かれたヒーターの熱で釜を加熱して炊飯を行います。火力の強さはIHタイプやガスタイプに比べて劣ります。価格の安さが大きな魅力です。

ガスタイプ

上記3タイプとは違ってガスを利用する炊飯器です。何と言ってもガスタイプは火力の強さが特長で炊飯時間も短くてすみます。よりご飯の香ばしさが味わえます。

独自の工夫で選ぶ

各メーカーから発売されている炊飯器には独自の炊飯方式を採用しているものも少なくありません。

内釜振動

内釜そのものを振動させることで中の水をかきぜて水温にムラが出ないようにする。

超音波吸水

超音波を使って水を振動させることでお米の表面のデンプン膜をはがして芯までたっぷりと吸水させる。

真空浸透吸水

釜の中を真空状態にすることでお米の中からも空気を抜き芯までたっぷりと水を吸収させる。

真空保温

保温時に釜の中を真空密閉することで味の劣化を防ぎ長時間の保温を可能にする。

高温スチーム

炊飯中に出るスチーム(水蒸気)をさらに加熱して高熱スチームとして利用することでお米の糊化(こか)を促進させる。

糊化って何のこと? という場合はこちら

通常の炊飯以外の機能で選ぶ

白いお米を炊くだけが炊飯器の役割ではなくなっています。今や炊飯器は1台で何役もこなせる調理器具と言えるでしょう。

玄米・発芽玄米炊飯

玄米や発芽玄米を美味しく炊き上げるための専用コース機能。特別な手間などが必要ありません。

玄米や分づき米にもそろそろチャレンジしてみようかな?という場合はこちら

発芽玄米って話題になってるけどどうして?という場合はこちら

発芽玄米づくり

玄米を発芽させて発芽玄米に育てる機能。一定の温度の水に長時間浸けておかなければいけない発芽玄米づくりを炊飯器の保温機能を応用することで手軽に行えるようにしています。

パン・豆腐・ヨーグルトづくり

パン・豆腐・ヨーグルト・温泉玉子など様々な料理の調理や下準備ができる機能を備えた炊飯器が増えています。

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