お米づくり

無農薬栽培 ― 農薬を使わずにお米や野菜をつくる

注目を集める無農薬栽培

お米づくりなどの農業において、農薬を使用することで作業の手間が大幅に削減できると共に安定した質・量の収穫が見込めるようになりました。また日本では農薬に関する規制も厳格で、普段口にするお米に関しては農薬の危険性はほぼゼロと言えます。

しかし残留農薬という言葉が広く知られるようになり、また特に輸入農作物や加工食品から農薬が検出されるケースがあるなど食の安全性にかつてない注目が集まっています。

そこで改めて支持されているのが「無農薬栽培」です。

そもそも農薬についてほとんど知らない!と言う場合はこちら

無農薬栽培のポイント

農薬を使わずに栽培するには非常に手間とお金がかかります。有機肥料を大量に使った土づくり・病気に強い品種の選定・防虫用の設備投資・生物農薬の使用など様々な工夫が必要となるのです。

無農薬栽培の主なポイント
  • 有機肥料を大量に使った強い土づくり
  • 病気や害虫に強い品種の選定および改良
  • 病気や害虫の発生を防ぐ設備の設置
  • 生物農薬や農薬に替わる無害な物質の利用

生物農薬って聞いたことない!という場合はこちら

合鴨農法

無農薬栽培を行う上では様々な工夫が実施されますが、そのうちの1つが「合鴨農法」と呼ばれる有名な方法です。田植えが終わった後の田んぼに合鴨を放して雑草や害虫を食べてもらうのです。

除草剤や殺虫剤といった農薬を使わずにすむだけでなく、合鴨が田んぼの土を水かきで自然にかき混ぜてくれるので土に酸素を補給することでお米の生長に良い影響を与えてくれるのです。合鴨農法の歴史は古く、日本では少なくとも戦国時代の頃から行われていたことが分かっています。

無農薬栽培に関する問題点

無農薬栽培は通常の栽培法よりも手間も費用もかかるだけでなく収穫量も少なくなる傾向があります。そのため一部の心ない業者が実際には農薬を使っていながら「無農薬」をうたって販売するなどの問題が起きています。
また農薬を使っていないため、たとえばキュウリを真っ直ぐにするなど作物の見栄えを人工的に良くすることが難しく、そのせいで消費者から敬遠されてしまうという非常に残念な状況もあります。
美味しいお米や野菜を食べるためにも農薬や農法について正しく知っておくことが大切かもしれません。