お米づくり

農具・農業機械 ― 農作業を助ける様々な道具や機械

農具と農業機械

お米づくりの現場では様々な作業が行われています。それらの手間を省き、補助する道具や機械を農具および農業機械と呼びます。
主に手作業に使われる道具を農具と呼び、電気などで稼働する比較的複雑な構造を持つ機械を農業機械と呼びます。

農具

鋤(すき)

地面を掘り返したり、土砂などをかき寄せたり、土の中の雑草の根を断ち切ったりするために使われます。シャベル(スコップ)も鋤の一種です。

鍬(くわ)

長い柄の先に、角度をつけて刃を取り付けた農具です。鋤と並ぶ基本的な農具ですが、より地面を耕すことに特化して使われます。農作物の根の周りに土を盛り上げる、種子を植えるための溝を作るなどの使い方もされます。

鎌(かま)

稲刈りや草取りに使われる農具です。手前に引いて刈るように内側に湾曲した刃を柄の先に取り付けたものです。大小様々なサイズがあります。

農具ははるか古代の米づくりでも使われていた!?

農業機械

トラクター

主に田んぼの土を耕したり、地面を平らにならしたりする際に使う農業機械です。大きなタイヤの付いた1人乗り用が主流で、自動車のようにハンドルとペダルで運転します。車両後部のロータリーと呼ばれる回転軸に土を掘り返すための多数の爪を取付けたタイプが日本では一般的です。

田植機

稲の苗を水を張った田んぼに植えるための機械です。エンジンと車輪を備え、前進するのに合わせて後部に備えた植え付け爪が苗を約30cm感覚で土に差し込んでいきます。手押し車のように人間が歩きながら操作する歩行型と、自動車のように操縦できる乗用型がありますが現在では乗用型が主流となっています。

従来の田植は非常に手間がかかる肉体的にも過酷な作業であったため、田植機の発明によって農家の負担が大きく減少すると共に作業効率が飛躍的に向上しました。

コンバイン
お米の収穫に使われる農業機械です。日本では刈り取り機能と脱穀機能を兼ね備えた自脱型コンバインと呼ばれるタイプが主流です。エンジンとクローラ(キャタピラ)を備え、田植機と同じく歩行型と乗用型がありますが現在では乗用型が大半となっています。

前部にバリカン状の刈刃が備えつけられ、稲を地面に垂直に引き起こしながら刈り取っていきます。刈り取られた稲は内部の脱穀機へと送られ、穂先から籾(もみ)だけが自動的に選別されて収穫されます。脱穀された後の藁(わら)は短く裁断されて再び田んぼへとばら撒かれます。

農具・農業機械を使ったお米づくりの1年間の流れはこちら