お米を美味しく食べる

お米はつきたて(精米したて)が美味い!

新鮮なお米って何だろう?

日本人なら誰もが毎日口にするお米。そのお米の「鮮度」について気にしたことはありますか? 「新鮮なお米」とは一体何を指すのか考えてみましょう。

新鮮 = 収穫の時期 ?

「新鮮なお米」と聞いてそれって新米*のことじゃないの? と思った方もいるかもしれません。もちろんそれも間違いではありません。JAS法に基づく「玄米及び精米品質表示基準」によれば新米とは収穫されたその年のうちに精白されて包装されたお米のこと。水分を多く含んでいるためにみずみずしく、柔らかで甘みも香りもいいという特徴があります。

とは言え新米は一年中食べられるものではありません。つまりお米の鮮度が収穫の時期だけで決まるのなら毎日新鮮なお米を食べるのは不可能ということになります。

しかしお米には実はもう一つ鮮度に関わる重要な要素があるのです。
それが精米の時期です。

新鮮 = 精米のタイミング!

精米とは「玄米を白米にする作業」(精白作業)です。ここで問題となるのが、精米されたお米は玄米に比べて遥かに酸化しやすいということ。酸化が進むとあのモチモチとした粘り気が失われて固くなり、それに伴って味もガタ落ちになってしまいます。

精米ってそもそも何?という方はこちら

つまりお米は精米した瞬間から急激に鮮度が落ちていってしまうのです。たとえスーパーで買ってきたばかりのお米であってもも精米時期が古ければ残念ながら新鮮とは言えません。
もうお分かりですね? つまり新鮮なお米とは精米時期の新しいお米だと言えます。お米の鮮度は精米時期によっても決まるのです。
精米したての新鮮なお米の美味しさはひと味もふた味も違います!

新鮮で美味しいお米を食べるには?

新鮮なお米 = 精米したてのお米。美味しいお米を食べるためには精米の時期に注意することが大切だとお分かりいただけたと思います。では具体的にはどのようにすればいいのでしょう?

お米屋さんや精米機を使ってこまめに精米

お米はできるかぎり酸化を防ぐため「玄米で保存しておいて食べる直前に精米する」のが一番美味しい食べ方です。そうは言っても面倒そう…とご心配の方も心配ありません。

最近は精米したてのお米を1kgから家まで届けてくれるお米屋さんが増えています。近くのお米屋さんにぜひ聞いてみましょう。精米済みのお米を5kg・10kgとまとめて買ってくるよりもこまめに精米したてのお米を買う方が食生活がぐっと豊かになりますよ。

また玄米で買っておいてコイン精米機や家庭用精米機を使ってその時食べる分だけ精米するというやり方もオススメです。最近は“小型で多機能で価格も手ごろ”な家庭用精米機も次々も登場しています。

それぞれの精米方法について知りたいという方はこちら

精米したてのお米の美味しさをぜひ味わってください。
もう二度と今までのお米には戻れなくなるかもしれませんよ。

精米したてのお米で作ったおにぎり・おむすびが食べたくなったら

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