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お米の上手な炊き方 ― 安いお米や古いお米も美味しくなる!
お米の炊き方の基本
正しいお米の炊き方を知っていますか? 基本となるポイントをきちんと押さえておくだけで毎日のご飯がぐっと美味しくなります。今日までの自分の炊き方と比べてチェックしてみてください。
正しいお米の洗い方
昔と比べて精米技術は各段に進歩しました。そのため糠(ぬか)をしっかり落とすためにお米をゴシゴシと擦り合わせるような研ぎ方・洗い方は実は必要ありません。
たっぷりの水を2~3回替えてササッと洗えば十分です。水が完全に透明になるまで洗う方もいますがそれは間違い。お米のうまみまで水に溶けていってしまうので要注意です。
水加減が肝心
基本的には炊飯器の目盛りの通りで問題ありません。ただ新米は古米に比べるとお米自体に含まれる水分が多いため入れる水も少なめにするといいでしょう。また玄米や分づき米および無洗米は多めの水で炊くのが基本です。何度か試しながらお好みの水加減を探しましょう。また「夏は少なめ・冬は多め」と季節によっても変えるといいでしょう。
炊く前には吸水を
時間がないからとつい省略してしまいがちなのが吸水です。美味しいお米を炊くためにも必ず夏は30分、冬は2時間程度お米を水に浸けたままにしておき、しっかり水を吸わせるようにしましょう。この一手間をかけることで炊き上がりのふっくら加減に大きな差が出ます。
ただし吸水時間は長すぎても良くありませんので一晩中水に浸けておくようなことは避けましょう。
炊き上がった後の蒸らしも重要
いよいよお米を炊くわけですが炊飯器を使う場合には特に注意点はありません。気をつけたいのは炊き上がった後です。すぐに蓋を開けずに10~15分ほど蒸らしましょう。その後しゃもじを使ってご飯全体をざっくりとかき混ぜます。この一手間でご飯の間に空気が入ってよりふっくらと美味しく食べられます。
お米を美味しく炊くためのちょっとしたテクニック
基本をしっかり守って炊けばお米は十分に美味しくなります。しかし「もっと美味しいご飯が食べたい!」という方は以下のような一工夫も試してみてはいかがでしょうか。自分の好みのご飯が見つかるかもしれません。
- にがりを少量加えて炊く
- お酒を少量加えて炊く(お米1合に対し大さじ1程度)
- もち米を混ぜて炊く(お米の量の1割程度)
- みりんを少量加えて炊く(お米1合に対し大さじ1/2程度)
- 備長炭を入れて炊く
- サラダオイルを数滴加えて炊く