お米を美味しく食べる

お米マイスター & ごはんソムリエ ― 幅広い知識を持つ専門家

「お米マイスター」と「ごはんソムリエ」

日本人にとって大切な存在であるお米について正しい知識をより広く深く伝えるためには、幅広い知識や経験を有するプロフェッショナルを育てることも大切な要素です。
「お米マイスター」と「ごはんソムリエ」という2つの認定資格をご紹介します。

 

お米マイスターとは

全国のお米屋さんによって組織された日本米穀小売商業組合連合会が認定する資格が「お米マイスター」です。お米に関する深い専門知識と豊富な実践経験を兼ね備えたお米屋さんであることの証と言えるでしょう。

お米マイスターとは

お米に関する幅広い知識を持ち、米の特性(品種特性、精米特性)、ブレンド特性、炊飯特性を見極めることができ、その米の特長を最大限に活かした「商品づくり」を行い、その米の良さを消費者との対話を通じて伝えることができる者です。
(日本米穀小売商業組合連合会ホームページより引用)

ただ単にお米を売るだけではなく、選んだお米をより美味しく食べてもらうために保管方法・精米技術・ブレンド技術など幅広い知識と経験が求められます。

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中でも「五ツ星お米マイスター」という上級資格の認定を受けているお米屋さんは全国でも261名(平成20年7月現在)のみ。まさに正真正銘のお米のプロフェッショナルと言えるでしょう。
「お米マイスター」のお店では店頭に認定マークを掲げていますので、近くのお米屋さんを訪ねた際はチェックしてみるといいかもしれません。

ごはんソムリエとは

外食産業向けに米飯を提供する事業者によって設立された日本炊飯協会が認定する資格が「ごはんソムリエ」です。原則として生のお米に関するエキスパートである「お米マイスター」に対して、ご飯をより美味しく食べるための知識や技術を広めることを目的としています。

ごはんソムリエとは

主原料であるお米の産地や銘柄に関する知識、炊飯技術やごはんの栄養学などの幅広い知識を有し、更においしいごはんを見分けられる専門家
(日本炊飯協会ホームページより引用)

お米の品種や食味はもちろん美味しいお米の見分け方や炊飯の科学、ご飯の栄養分と健康との関係など、ご飯に関する様々な知識を身に付ける必要があります。2日間にわたる研修を受けた上で試験に合格すると晴れて「ごはんソムリエ」を名乗ることができるのです。

お米を販売しているお米屋さんはもちろん炊飯器メーカーの開発担当者やレストランのシェフなど様々な立場の方が「ごはんソムリエ」として活躍しているようです。

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